fc2ブログ

読みました

読んだ本、まんがについて片っ端に記録していきます。「見ました」「聴きました」も紛れています。

Top Page › 遠藤周作
2013-04-07 (Sun)

聞く力―心をひらく35のヒント 阿川佐和子

聞く力―心をひらく35のヒント 阿川佐和子

Ⅰ 聞き上手とはⅡ 聞く醍醐味Ⅲ 話しやすい聞き方聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)(2012/01)阿川 佐和子商品詳細を見る私の世代にとって元祖才色兼備の二世タレントである阿川さん。才媛ぶることなくいつもすてきな阿川さんが、「聞く力」を伝授してくれるという期待から読んだ。自身の体験談を通して説明され、具体的にわかりやすい。非常に滑らかに読み進められる。読み終わって、副題の「心をひらく35のヒント」を確認...

… 続きを読む

Ⅰ 聞き上手とは
Ⅱ 聞く醍醐味
Ⅲ 話しやすい聞き方

聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)
(2012/01)
阿川 佐和子

商品詳細を見る


私の世代にとって元祖才色兼備の二世タレントである阿川さん。
才媛ぶることなくいつもすてきな阿川さんが、「聞く力」を伝授してくれるという期待から読んだ。

自身の体験談を通して説明され、具体的にわかりやすい。非常に滑らかに読み進められる。読み終わって、副題の「心をひらく35のヒント」を確認。うん、なるほど、確かに、さまざまな方法が示されていた。しかし、その語りに説教臭さがまるでない。阿川さんの成功談、失敗談がユーモアたっぷりに語られる中に35のヒントが埋め込まれている。

これらのヒントが一番役に立つのは、レポーター、アナウンサーなどインタヴューが生業(の一部)となっている人々だろう。
そういう業界人でなくても人として誰かと気持ちのいいコミュニケーションを行う上でのヒントになるとも思う。
でも、本書の真骨頂は、阿川さんの愉快な話を楽しむというところにあるのじゃないかな。

実用書と考えて読むと肩すかしを食らうかもと感じる、読後の印象とは裏腹に、各項見出しが、聞く極意事項になっている。「「あれ?」と思ったことを聞く」、「話が脱線したときの戻し方」、「聞きにくい話を突っ込むには」など。見出しをキーに読み返せば聞く心得について確認できるという案外実用書的構成になっている。

つづきを読む

関連記事
2010-03-14 (Sun)

自分と飼犬との6周年に寄せて~作家の犬

自分と飼犬との6周年に寄せて~作家の犬

日本の作家と犬との心の交流。写真とその作家の短い紹介と、その作家が犬について書いたことの短い抜粋や、子供、妻、孫、姪など主に身内により、作家が犬とどうかかわりあっていたかのエッセイなどから構成される。作家を犬のかかわりを、一つ一つ読んでいくうちに、人が犬に何を見出すのか、犬に何を求めるのか、人生に何を求めているのか…そんなことを考えさせられる。作家の犬 (コロナ・ブックス)(2007/06)コロナブックス編集...

… 続きを読む

日本の作家と犬との心の交流。
写真とその作家の短い紹介と、その作家が犬について書いたことの短い抜粋や、子供、妻、孫、姪など主に身内により、作家が犬とどうかかわりあっていたかのエッセイなどから構成される。

作家を犬のかかわりを、一つ一つ読んでいくうちに、人が犬に何を見出すのか、犬に何を求めるのか、人生に何を求めているのか…そんなことを考えさせられる。

作家の犬 (コロナ・ブックス)作家の犬 (コロナ・ブックス)
(2007/06)
コロナブックス編集部

商品詳細を見る


自分の愛犬への気持ちが代弁されているよう感じる。
作家の犬への気持ちは、様々だけど、これもある、これもあるということがほとんど。

その中で飼犬と暮らして満6年が経った今日の私の気持ちは、中野孝次の「老いきたる」よりの抜粋--

犬というものはその言葉を持たない。
余計なことは言わないから
犬に対しては人は無限の愛情を注ぐことができる。
無条件に、無警戒に、ただ愛することができる。
犬を飼う喜びの最大のものは、
そういう絶対的に愛することのできる相手が
そこにいるということなのだ。

つづきを読む

関連記事
こんばんは~☆ * by 惺
 犬って自分に一番愛情を注いでくれる人物がわかるんですよね。
自分も遥か彼方昔、実家で犬を飼っていましたが、一番世話をして毎晩散歩に連れて行ってた父に憎らしいほどなついてました。ハタで見ていてヤキモチ焼いてましたね、今になって言えますが。自分にはまったくなつかなくって、それが却って子供ゴコロに癪に障ったりして。

 で、いつのまにか空気みたいな存在になっていて、普段は愛情なんて感じないんだけど、いざ死期が近づいてとうとう老衰で亡くなった時は不思議と涙が出てきましたね。8年くらい共に生活してたでしょうか~いざ犬のいない生活になってみて、ものすごく虚しい気持ちになったのを憶えてます。今でも。
 
 なので、自分は生き物飼うの苦手なんです。死ぬ時が怖いから。
 でも自分猫よりも断然犬派! 町中で散歩している犬見るとつい声をかけてしまう怪しいヤツで~す☆

 わ~また長・駄文e-263 早いトコ逃げますッ! あ、でもエロイカ読まなくちゃ! もすこしお邪魔してます!

惺さん * by キヨハラ
こんばんは。
私もね、死ぬのがイヤだから生き物は飼わないって、長いこと思っていたんです。でもその禁を破ってしまうと、もうめくるめく禁断の世界でした。
近頃、犬の本とエロイカばかりで、なんともへんてこな読書サイトになっていますが、まめにお立ち寄りくださって、コメントまでくださって、本当にありがとうございます。v-343

Comment-close▲