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大世界史 池上彰・佐藤優

はじめに 池上彰
1 なぜ、いま、大世界史か
2 中東こそ大転換の震源地
3 オスマン帝国の逆襲
4 習近平の中国は明王朝
5 ドイツ帝国の復活が問題だ
6 「アメリカvs.ロシア」の地政学
7 「右」も「左」も沖縄を知らない
8 「イスラム国」が核をもつ日
9 ウェストファリア条約から始まる
10 ビリギャルの世界史的意義
11 最強の世界史勉強法
おわりに 佐藤優
世界史を学ぶためのブックリスト


アマゾンの『大世界史』へ

現在起きていることを過去の歴史の中で起きたことと照らし合わせて、これから何が起きようとしているかを推測する。歴史を学ぶことの意義がそこにあるとし、歴史教科書や歴史書を読むことを勧め、歴史の捉え方を説く対談。

昨年(2015年)の発行だが、すでに先日あったトルコ軍のクーデターを予言している。なぜトルコ軍がクーデターを試みたのか、またエルドアン大統領とはどんな人物なのかがわかりやすく語られている。

ギリシャという国家が、人口国家で、ヨーロッパ文明の礎を築いた古代ギリシャ人とはまるで異なるというのはびっくりでしたね。国家成立の背景と、EUの頭痛の種となりながら、強気な態度でいる背景など興味深かった。

その他、すべてのトピックがわかりやすく興味深かった。

THEME:国際政治 | GENRE:政治・経済 |

世界史の極意 佐藤優

序章 歴史は悲劇を繰り返すのか?
第一章 多極化する世界を読み解く極意
第二章 民族問題を読み解く極意
第三章 宗教紛争を読み解く極意


世界史の極意


歴史をアナロジカルに捉えて、現在世界で何が起きようとしているかを知る。
アナロジーとは何かという解説から始まる。
章見出しに示される各ポイントでの読み解き方が示され、アウトラインを掴める。
詳細については、各章または巻末の引用・参考文献を読んでという形。

イギリスの歴史教科書が語学テキストと同じように、ロールプレイなどのタスクあるというのが面白かった。


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日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島 保阪正康 東郷和彦

目次
まえがき なぜ今、領土問題を考えるのか

第一部 外交交渉から見た領土問題
第一章 二十五年間の交渉に敗北した北方領土問題
第二章新しい議論が期待される竹島問題
第三章 武力衝突の危険をはらむ尖閣諸島問題

第二部 対談 領土問題を解決に導く発想と手がかり
第四章 領土問題を考える前提
第五章 現実的対応が求められる北方領土
第六章 日韓共存、交流の道を探る竹島
第七章 抑止力と対話が必要な尖閣諸島)

あとがき 領土をどう考えるか

元外交官 外務省で欧亜局長などを務め、現京都産業大学教授、世界問題研究所所長の東郷和彦氏がまえがき、第一部を担当。第二部はノンフィクション作家の保阪正康氏が主に聞き役という形で領土問題の未来を東郷氏に問う。

日本の領土問題  北方四島、竹島、尖閣諸島 (角川oneテーマ21)日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島 (角川oneテーマ21)
(2012/02/10)
保阪 正康、東郷 和彦 他

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北方四島、竹島、尖閣諸島、それぞれの問題の歴史的経緯と抱える問題(経済権益、民族意識など)と日本が取り得る解決への方法を理解できた。

本書出版後間もなく、元東京都知事が尖閣諸島の4島を東京都で地権者から購入すると発言し、その後、日本政府が3島を買い取り国有化。
また8月には、李明博韓国大統領が竹島を訪問。
日中関係、日韓関係は、最悪の状態のまま現在に至っており、出版当時と、現在とは状況が変ってきている。
現在の日中関係、日韓関係は、本書に示された望ましい解決への道のりにはない。
しかし本書は、ある意味、今日の事態を予見している。極東アジアの国際関係の専門家には、起こりうるシナリオの1つだったのだろう。

保阪 今、日本では韓流ブームで、韓国の俳優や歌手が毎月のように来日していますよね。実は私は韓国の人から聞いたんですけど、彼らは来日する前に韓国で取材を受けるとき、必ず独島は韓国のものだということを言ってというか言わされているんだそうです。…(中略…万が一にもこれにそぐわないようなことがでたら、ネットでものすごく叩かれるんでしょうね。


こんな事情を考えると、オリンピックの男子サッカー3位決定戦後、韓国人選手が韓国領有を主張するメッセージを渡されて掲げたというのは、韓国人個人としては仕方がないように思えた。
日本人である私はこれを正当化する考えはみじんもないが。

東郷氏は、3つの問題の中で北方領土問題に最も詳しい。
終戦当時の鈴木貫太郎内閣の外務大臣だった東郷氏の祖父と外務省のロシア・スクールから条約局長、欧亜局長というポジションにあった東郷和彦氏自身、1代飛ばしの2代にわたる失敗の歴史が語られている。
第一部第一章は「ロシアは卑怯だった」と言っていたうちのおばあちゃんが語っていたことと同種の内容から始まる。明治生まれの祖母が亡くなってもう20年経つが、祖母の歴史認識は、そんなに時代錯誤でもなかったらしい。その娘の私の母親には否定されたいたが。
戦後の北方領土問題の歴史に関しては、交渉の当事者だった者としての視点で語られている。
一方、プーチンがメドベージェフと交代して大統領復帰決定から今日の北方領土問題の展開を見通している。現役を退いた東郷氏は、手段、形にこだわらず、柔軟に交渉の道を見いだすこと、過去にあったような日本政府要人の失言で交渉の窓が閉じられることがないことを願っている。
THEME:国際問題 | GENRE:政治・経済 | TAGS:

国が亡びるということ 竹中平蔵、佐藤優

竹中平蔵は、小泉政権下で経済財政政策担当大臣を務め、経済を素人にもわかりやすく説明できる経済学者。佐藤優は、元外務官僚で、インテリジェンス(諜報)の専門家にして、同志社大学神学修士、現在作家として活躍。本書は、この2人が2012年に国内状況を憂いて行った対談。

はじめに(佐藤優)
ウォーミングアップ 私とマルクス
1 大きなところを間違う日本
2 官僚の劣化、その根底にあるもの
3 欧州、北朝鮮、そしてイラン
4 日本が世界に喰われないために
おわりに(竹中平蔵)

国が亡びるということ国が亡びるということ
(2012/04/24)
竹中 平蔵、佐藤 優 他

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ちょうど1年前に出版された本だけど、すでに歴史資料になっていると感じた。
当時から政局は変ってきている。民主党政権から自民党政権に戻った。橋下氏を評価し取り上げているが、この当時は、まだ慎太郎に取り込まれる前だった。隣国との関係は、対中国、対韓国で、今よりずっとあいまいだった。世界情勢も今とはちょっとずつ違う。

経済畑の竹中氏とインテリジェンス畑の佐藤氏とで、異なる視線の切り口で、経済・政治を語る。
それぞれに面白いことを語り、吹き出してしまったこともあるほど。
TPPは単なる自由協定ではないという。

佐藤 プーチンは、「日本のTPP参加=日米同盟の深化」であることを、日本の政治家以上に正しく理解しています。…(中略)…対外経済担当の副首相などは、協力するどころか、「TPPにロシアが入ってもいい」とさえ発言しています。
竹中 ロシアが日米と組む理由はなんですか?
佐藤 中国への牽制です。アメリカと同様、ロシアにとっても、「仮想敵」は中国なのです。ちなみに、TPP協議にあまり積極的ではなかったカナダやメキシコは、日本が態度を表明したのを見て参加を決めました。つまり、実は野田さんの決断は、本人たちにどのくらいの自覚があったのかは分りませんが、現実に中国をうろたえさせ、ロシアを驚かせ、態度を決めかねていた国々の背中を押し……、と世界に地殻変動を起こしました。残念なのは、そのことについて世界で一番分っていないのが日本だ、ということなんですよ。


他にも、「ギリシア人はなぜ「働かない」のか、「金正日死亡情報」は遅れたのか、イスラエルの抹消を主張するイランなど、興味深い話題が俎上にあがっている。

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THEME:政治・経済・時事問題 | GENRE:政治・経済 | TAGS:

「独裁者」との交渉術

日本人の国連職員第一号。国連派遣の幹部職員としてカンボジアPKO、ボスニア紛争の調停にあたり、国連を離れてからもスリランカ当局より請われてスリランカ和平調停に尽力。
そんな明石氏は、シアヌーク殿下、クメール・ルージュの幹部、ミロシェヴィッチ、カラジッチ、「タミル・イーラム解放の虎」の指導者プラバーカランら、紛争、対立の当事者たちと対話し、状況を見極め、交渉を重ねて来た。その明石氏の交渉の技を探るべく、ノンフィクション作家でありビデオ・ジャーナリストである木村元彦氏が、明石氏にインタビューし、解説を加えたのが本書。

秋田で生まれ、東大を卒業するまでの生い立ち、フルブライト奨学金でのアメリカ留学時代と、和平調停者=明石氏の原点を序章とし、形成された思想を知る。そして上記の三つの重要な和平調停で明石氏が心掛け、実行したこと。各要人たちに対して思ったこと。国連事務総長やその他の官僚、国連の関連機関、安保理常任理事国など…和平調停にあたり多方面の組織、人々とのコミュニケーション。

「独裁者」との交渉術 (集英社新書 525A)「独裁者」との交渉術 (集英社新書 525A)
(2010/01/15)
明石 康

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ボスニア紛争では、欧米のマスコミからも当事者の旧ユーゴの各民族からも批判されながら、旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷では、ミロシェヴィッチ裁判において弁護側からも検事側からも証言を求められた。またクロアチア軍司令官ゴトヴィナの弁護側からも証言を求められた。明石氏が各民族に公正に接していたことの証左である。

バルカン半島、インドシナ、南インドと、それぞれ社会情勢、文化背景の異なる地域で、和平のために働いた。つまり、ある特定の地域や宗教・思想のスペシャリストというわけではなく、人類の和平交渉のスペシャリスト。

明石氏自身は「スターリンやヒットラーと話したことがあるわけではない」と「独裁者」との交渉という言い廻しにギミックと戸惑いを感じている様子だ。それほどに慎重な姿勢が、行間からあふれでている。

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THEME:国際問題 | GENRE:政治・経済 |

池上彰の知らないと恥をかく世界の大問題37 イラスト図解版

世界の大問題をわかりやすく簡潔に解説。半分は日本の問題。
知らなくても恥はかかなくても、知っていれば、どや顔できるかも。外国人相手に日本の問題の解説を簡潔にできる。で、どや顔してみたいなんて思った。日々のニュースだけでは、なかなか捉えきれない問題の本質もズパッと提示されている。イラストレーターは、文字版と同じ、斎藤重之氏。

おわりに

世界は大きく動いています。そんな世界の潮流の方向や背景を知っていれば、自分なりに世界を理解したり、今後を予測したりできるはずです。この本は、いわば基礎編。この後は、あなた自身が「自分なりの世界の見方」を築いてみてください。

...ということだそうです。

池上彰の知らないと恥をかく世界の大問題37 イラスト図解版池上彰の知らないと恥をかく世界の大問題37 イラスト図解版
(2010/06/24)
池上 彰

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THEME:政治・経済・時事問題 | GENRE:政治・経済 | TAGS:

知らないと恥をかく世界の大問題

池上彰って、この人…見たことある。でもこの人が出てるっていう民放のニュース番組なんか、見た覚えない。
ともあれ、世界のことは知っておきたいなんていう欲から、読んだ。自分が日本について無知であることに関し、とっくにあきらめてる分、せめてという気持ちで。

まず表紙の裏の著者略歴を読む。あー、「週間こどもニュース」のお父さん!!そうそうこの人だった。
「週間こどもニュース」のお父さんの解説の口調そのままに、世界の時事問題をやさしくわかりやすく解説してくれる。ただし、対象はこどもではないので、中学修了程度の漢字や言葉を理解する必要あり。

斉藤重之という人が書いているイラストが、秀逸。パソコンでざっくり描いたと思われるものだけど、味がある。さらに似顔絵。こんなにシンプルに描いてあって、どうして似ているんだろう。絵のあるページをむさぼるように見た。
バーナンキ、オバマ、ブッシュ、プーチン、毛沢東、胡錦濤...etc.。
なので、池上彰の知らないと恥をかく世界の大問題37 イラスト図解版も、読んで(見て)みたい気がする。

知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)
(2009/11)
池上 彰

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プロフィール
自分的に人生で一番の読書ブーム到来。 忘れっぽいので、読んだ本のログをとることにしました。 題名だけじゃ、内容を覚えられなくて、読んだことすら忘れるほどの忘れんぼ。
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読み散らかしています。
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