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アラベスク (4) 第2部下巻 (白泉社文庫)

恩師であり人気実力No.1のバレエダンサーのユーリへの思慕は、ユーリが何もしてくれなくても思い続けると心に決めて、決着させたノンナだった。(アラベスク (3) 第2部 上巻で
レニングラードバレエ学校9年生の学期が始まり、第二のユーリ・ミロノフといわれるレミル・ブロフがノンナのパートナーを組み、チャイコフスキー・コンクールに出場することに。
ボリショイから来たソ連バレエ界の実力者、ザカレフスキー氏がノンナはキャラクター・ダンサーに向いているという発言。これを覆すべくユーリはノンナに古典のラ・シルフィードをコンクールのファイナルで踊らせ、プリマとしての素質を示すと断言。コンクールに不向きな派手な見せ場のない演目。ノンナは元よりその繊細な踊りには自信がない。さらにそれをかき回すようなカリン・ルービッツの数々の言動。
一方レミルは、バレエのパートナーとしても生涯の伴侶としてもノンナをと考えている。ユーリとの距離を感じ、いっそレミルとさえ、思ったりもするノンナ。
一度はユーリには求めずただ思い続けると決心したものの、それは自分を傷つけたくない傲慢さとカリンに指摘され、唆され、ノンナは行動に出るが…。

アラベスク (4) (白泉社文庫)アラベスク (4) (白泉社文庫)
(1994/12)
山岸 凉子

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ユーリのモノローグ
この沈黙の 舞台で 彼女は
本来の姿を 見出した……
青ざめて 透明な
真の ロマンチックバレエを


1ページまるまる、点描のラ・シルフィードのノンナ。少女が、少女のままであることが、結ばれることを夢見る相手=ユーリにより、肯定される。究極の少女漫画のロマンティシズム。

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THEME:漫画 | GENRE:アニメ・コミック | TAGS:

アラベスク (1) 第1部上 (白泉社文庫)

片脚でつま先立ち
一方の足と両腕を
同時にのばす
バレエにおいて
もっとも
美しいポーズ
それをアラベスク
という

自らを
のりこえ
無限なるものへの
あこがれを示す動き
それが
アラベスク


アラベスク (1) 第1部上 (白泉社文庫)


ネタ、バレバレのあらすじ(どきどきしながらこの巻を読みたい人は、読まないこと)

母親がバレエの先生、姉は地元キエフのバレエ学校の優等生。みにくいアヒルの子だったノンナ・ペトロワ。レニングラード・キーロフ・バレエ劇場のトロヤノフスキー氏とソビエトの金の星と呼ばれるユーリ・ミロノフに見出され、レニングラード・バレエ学校に特別入学。
ユーリの特訓で日に日に上達。周囲は敵愾心を抱いたり、ねたまれたりする実力を発揮できるに至るが、ノンナ自身は自己評価が低いまま。
また、きびしいユーリに
あたしを いじめて よろこんでるの 先生?
と、ユーリを恐れ憎む。
一度はユーリにバレエ学校を退学すると啖呵を切った。しかしユーリの陰の努力を知り、自分の甘さを反省し、心を入れ替え、厳しい特訓にも耐える。
そしてバレエ学校の生徒の身でありながらアラベスクのモルジアナに大抜擢。ノンナとユーリの好演により公演を成功に導く。
そんなある日アラベスクの映画化の話。モルジアナ役はボリショイ・バレエのプリマドンナ、天才少女ラーラことライサ・ソフィアと争うことに。
調子を上げてきた矢先、ノンナがモルジアナ役を射止めれば、ユーリがボリショイ・バレエに行ってしまい、ノンナはユーリを失うことになるだろうとラーラから言われる。

感想

自己評価が低くて、他人が自分を高く評価しているなんて思いも付かず、ある面鈍感=天然なノンナ。はたで見ていたらいらいらさせられそうなキャラ。それにそこそこ感情移入しながら読んだのは、私自身が自己評価が低いから。また自分に子供がいれば、ノンナぐらいの年という年齢になって、さすがに張る気もなく読んでいたというのもある。

古典的ヒロイン物少女漫画。
失敗の多いノンナだけど、見る目のある一部のライバルが、ノンナの失敗を見て、青ざめる。
レニングラード・バレエ学校初日、黒鳥のオデールのグラン・フェッテ・アン・トールナンの32回大回転でバランスを失いビターンと無様に転ぶノンナ。殆どのものが、
いやあだ かっこ悪い!
と笑い、
当のノンナは
ああ どうしよう はずかしい!はすかしいわ!!
手で顔を覆っての赤面
しかしアーシャ(学年上の優等生で心優しきルームメイト)は、焦りの気味に何かに気が付いた表情を見せ、
アリサ(ノンナと同学年のNo.2実力の生徒)は、
あ あの 脚みた?マイヤ
おそろしい 子だわ
と爪を噛む。
アリサに話しかけられたマイヤ(ノンナと同学年のNo.1実力の生徒)は
ふん!ま まけないわ あたし!!
といきなり敵愾心を燃やす。

ガラかめもこんなだったよね。こういう古典的展開も、たまにはいいよね。

古典といえば、目がパッチリ、目の中にお星様キラキラ、鼻、顎、口が小さいっていうバンビ顔。こういうのも懐かしくて悪くない。
はれ なに いそいでるんだろ? ナルホロ このせいか
とか
ばかばか これから 毎日こんなことが つづくのに いまから 泣いたりして!
ゴシゴシ
(←涙を拭く効果音)
とか、
クスクス あなた そうとう 先生に まいってるのね
とか、古典な科白。テレビアニメの古典、アタックNo.1のテーマ曲中の科白「だけど涙がでちゃう。女の子だもん」なんかとおんなじトーン。ぜひ、これを自分のものにして、70年代風オトメな女子言葉を撒き散らしたい。

そしてバレエものって、古典少女漫画素材として王道。子供の頃、「アラベスクッ」とか叫びながら、手足を振り上げてジャンプしていたのを思い出す。いろんなバレエのポーズも楽しめる。さすがに今は見たものを再生してみようとは思わないけど。

少女の頃に読んだときより、楽しめたなあ。

そうそう解説は、先ごろヌード写真集発表で話題を呼んだ引退したバレリーナの草刈民代さん。この本が出た頃は、当然現役。

ハイライトはプレッシャーの中、初舞台を成功させてカーテンコールの場で、いつも厳しいユーリ先生(アリババ役)が、
ノンナを呼び、ノンナのおでこを人差し指でクイと上に上げ、
おめでとう
と頬にキスするところ…だよな。
接触点が、妙に口に近い。ロシア式なのか?

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THEME:クラシック | GENRE:音楽 | TAGS:

アラベスク (3) 第2部 上巻 白泉社文庫

アラベスク (3) 第2部 上巻 白泉社文庫

あらすじ

ノンナはキーロフ・レニングラード・バレエ学校の最上級生になった。
ある日、ノンナと同様ミロノフ先生(ユーリ)に才能を見出され拾われたヴェータがバレエ学校にやって来た。ヴェータは、ノンナにライバル心むき出し。またヴェータによると、ノンナはもうユーリの手を離れ、ノンナを追い越すバレリーナとしてヴェータを育てるのだとユーリが言ったという言葉が、ノンナに深く突き刺さる。
ユーリに思慕しユーリをひたすら追いかけていきたいノンナに対し、実際ユーリは非常に冷淡だ。ユーリは結局バレエ以上に感心のある事、人などない。
ノンナはユーリに振り向いてもらえそうにないこと、ユーリのヴェータの扱いを目の当たりにして等、ショックが重なり、歩けなくなってしまう。医者は心因性のものだと言う。
一方、ユーリの同期でバレエ学校時代にユーリと主席を争ったエーディク(エドゥアルド・ルキン)が海外公演から戻って来た。エーディクはユーリに対しライバルでありながらBLの雰囲気を漂わせるような仲の良さを示していたが、実は自分のアラベスクのアリババを踊ろうと密かに練習していた。そのエーディクのアリババは、ひょんなことからユーリの代役として日の目を見ることになった。大絶賛の評価を得るも、エーディクは敗北感に打ちのめされ、ソ連のバレエ事情の現実に失望し、ベルギーへ亡命することにした。
ノンナはエーディクに一緒に亡命をしてベルギーへ行かないかと誘われる。ノンナが完全にユーリから離れることが、ノンナの自立につながるとエーディクは考えている。ユーリの態度に絶望したノンナは、ユーリに亡命するということを告げる。

感想など


少女漫画のもう一つの王道。尊敬し思慕する「先生」は、自分に振り向いてくれるのか?
冷淡なユーリにノンナが導き出した結論。1巻ごとにちゃんとオチがついているってとこが、読んでていい。
言ってしまえば、シンプルなコンセプト「先生は振り向いてくれるのか、自分はどうするのか」が、ヴィータやエーディクという個性的キャラを配し、アラベスク模様のごとき見事に展開する。半端じゃない。
連載で読んでいたとき以上に面白く読めた。

余裕のある大人の女性が出てくるところもいい。コルパコワ先生。第一部下巻のオリガ先生。今となっては、これらの先生たちは私とおない年か年下なんだろうけど、私にそんな大人の余裕ってみじんもないなあ。




THEME:漫画 | GENRE:アニメ・コミック | TAGS:

アラベスク (2) 第一部 下巻 (白泉社文庫)

アラベスク (2) 第一部 下巻 (白泉社文庫)

泣き虫、イジケ虫ノンナが、自信と才能に満ちたライバルたちと争い触発される。映画「アラベスク」のモジリアナ役をめぐり、ボリショイバレエのラーラと。パリ・オペラ座バレエ団の個性的なプリミエール・ダンサー、クレール・マチューと。

描かれてから25年は経ったであろう作品だが、構図、画法の巧みさにうならされる。

アラベスクはほとんど読んでいないと思っていたが、意外と読んだ覚えがあるところが多かった(この巻の分はほぼすべて読んでいたようだ)一条ゆかりのデザイナーと同時代のりぼんの連載だったから、その頃、結構りぼんを読んでいたんだな、私。




THEME:漫画 | GENRE:アニメ・コミック | TAGS:
プロフィール
自分的に人生で一番の読書ブーム到来。 忘れっぽいので、読んだ本のログをとることにしました。 題名だけじゃ、内容を覚えられなくて、読んだことすら忘れるほどの忘れんぼ。
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読み散らかしています。
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