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消えた少年 アンナ・ヤンソン

スウェーデン、ゴットランド島。観光客で賑わう7月の夏至祭りに近い日。
アンドレアスは、第一次世界大戦中、ゴットランド島沖で座礁したドイツ戦艦、アルバトロス号に夢中という少年。
ホームパーティーで母親と妹とともに出かけた先からいなくなり、姿を消してしまった。
夏の間だけゴットランド島で勤務する警察官のマリア・ヴェーンは、上司や同僚とともに事件を捜査する。


Amazonの消えた少年のページ

子育て世代の女たちが中心に描かれている。マリア、アンドレアスの母親であるシャルロッタ、シャルロッタのいとこであるスサンヌ、友達のエルヴィーラ。恋愛、夫婦関係、子どもとの関係、子どもの心配、女同士の関係が綿密に描かれている。
四人の女たちのうち、二人は離婚していて、一人は離婚を考え、もう一人は夫の浮気を疑う。誰一人として幸せな結婚生活を送っていないとはずいぶんシニカルだと思えるが、これは平均的なところなのかもしれない。だからなのかリアルだ。
そのパートナーや元パートナー、あるいは恋愛に絡みそうな男たちは、ほとんどが情けないか暴力的である。

登場人物の心理描写にページが割かれ、その合間に新たな事件が起きていくが、アンドレアスの捜査は一向に進んでいないように思われるというのが斬新。それでも、最後の最後に事件の真相が明かされる。

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THEME:ミステリ | GENRE:小説・文学 | TAGS:

01/27のツイートまとめ

kiyohara00

RT @Kirika_ma_cos: 腕を離そうとすると実力行使に打って出るハグ過激派 https://t.co/4fsH5viMhN
01-27 13:20

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お話はよく伺っております 能町みね子

お話はよく伺っております
とは
「かねてより(~さんの)お話~は、~(知人名)からよく伺っております」
ではなく
能町みね子氏が、人の話に聞き耳を立てているということ。カフェで、電車や公共交通機関の中で、街中のあらゆる場所で。


Amazonの『お話はよく伺っております』のページ

能町氏の洞察力(妄想)とイラストで話を盛り上げているものも多いが、素材だけでもう…というのも。

おばあちゃんと孫(5歳ぐらいの男の子)の会話。バスの中で。
「あら、まあちゃん、社会の窓が開いているじゃない」
社会の窓って何!?
「ここのことよ~」
うん、開いているね
「社会の窓が開いていたら、まあちゃんの大事なところが神様に持って行かれちゃうよ!」
大事なところってなに!?
「まあちゃんのおちんちんのことよぉ」
「うーん……。そんなに大事じゃないなあ……
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佐藤優が5人のゲストとナビゲート! 90分でわかる 日本の危機 佐藤優

ラジオ番組での対談。佐藤優氏が次の5人と対談。ニッポン放送アナウンサの増山さやか氏がサポート。
手嶋龍一氏(作家・外交ジャーナリスト)
下村博文氏(文部科学大臣当時)
山口那津男氏(公明党代表)
加藤達也氏(産経新聞前ソウル支局長)
加藤登紀子氏(シンガーソングライター)


Amazonの『佐藤優が5人のゲストとナビゲート! 90分でわかる 日本の危機』のページ

2015年の放送。
各ゲストがどのような人であるかということがわかる。
政治や国際情勢は放送当時から2年弱で変わってきていることがあるのだと実感する。
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特捜部Q―知りすぎたマルコ ユッシ・エーズラ・オールスン

マルコはゾーラが率いる一族(クラン)でゾーラの命令のもと、スリや物乞いで生活していた。稼ぎの少ない同じ一族の少年がそれをとがめられ折檻されることについて止めるようにゾーラに頼みに行った後、ゾーラがマルコに障がいが残るようなけがをさせるように命令していることを知った。マルコはすぐに一族が住む家から逃げ出した。その途中に一族の重大な秘密を知り、それを知ったゾーラはマルコを見つけ出して殺すように命令した。

一方、コペンハーゲン警察のカール・マークが率いる未解決事件捜査専門チームである特捜部Qでは、外務省上級参事官、ヴィルヤム・スタークの失踪事件を追うことになった。

 
Amazonの『知りすぎたマルコ』検索結果ページ

冒頭から、カメルーンの善良な開発援助プロジェクトのリーダー、ルイ・フォンが殺される。いやあな展開だ。
そして鋭敏で優秀なスタークがフォンの携帯からのショートメッセージから異変を悟り調査をしたところまでは物事が良いほうに向かっているという気持ちの良さを感じながら読んだ。しかし、その上司がフォンの殺害に関わっていて、共謀者がスタークの始末を確約するという流れに、はらはら。さあ、どうなっちゃう?と。

特捜部Qでよく出てくるけど、特に後ろ暗いところがあるわけでもない普通の市民が脅かされて警察には言わないというのが、これでも出てくる。特捜部Qに限らず欧米の小説でよくあるよね。なんで?人々は警察に対する信頼性が低い?犯罪者のことばに惑わされやすい?日本人だったら、「警察に言ったら~の命はない」なんて言われてもたいてい警察に言うよね。

一人になって悪事に手を染めないで前向きに生きようとするマルコ。しかし、ゾーラのクランやプロの殺人者に追われる。マルコを応援しようと思わない人はいないだろう。早く、カール、なんとかしてと願いながら読んだ。

悪事に手を染めた外務省高官やら銀行の幹部は、普通に捕まろうと、そうでなくどうなろうと知ったものではないというところだが、最後は意外な展開だった。

特捜部Qの新メンバー、ゴードン・タイラーは本編からだった、たしか。いいとこのぼんぼんらしい。ローサのことを気に入っている。
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THEME:ミステリ | GENRE:小説・文学 |

逃北 つかれたときは北へ逃げます 能町みね子

第1章 この北に逃げたい衝動を、私は「逃北」と呼ぶ
第2章 「逃北以前」の旅は、真冬の青森だった
第3章 三陸海岸にて
第4章 逃北海岸、青森のトンガリ
第5章 三十歳・誕生日の北
第6章 観光地・夕張
第7章 三十一歳の誕生日は雪さえあればいい
第8章 逃北の極致、グリーンランド
第9章 突発的、最北端生活
第10章 帰北、北のお墓参り
第11章 逃北から敗北へ
[文庫版特別対談] 能町みね子×千葉雄大 [チームひとり旅] 結成!


Amazonの『逃北 つかれたときは北へ逃げます』のページ

キツいときこそ北に行きたくなるという能町さんが、あまり観光地には行かず、北の町で住んでいるかのように過ごす、その旅行記。

「つかれたときは北へ逃げます」に、そうだよ!と想った。旅行は北に行きたいというのはわかる。寒がりのくせに南国に行こうとは思わない。
北海道よりも青森を気に入ってしまうという感性も自分に近い。
そういう能町さんの思い込みと緩いイラスト。
自分が行ったところがある場所も、ない場所もそれぞれ楽しめた。

ここらで、私の能町みね子ブームのきっかけを。
シブ5時相撲部で知った能町さん。タモリ倶楽部でも見かけるようになっていた。地図会社に行った回のタモリ倶楽部で、学生(高校?中学?)時代、地図帳に掲載されていた全国の市町村の人口をすべて覚えたという。
それ全部覚えようってどういう脳構造、そしてどういう頭脳?と俄然興味を覚えた。
ネットで調べたところ、頭脳については茨城県No.1の進学校からおそらく日本一の大学をご卒業でした。
そしてエッセイとイラストなど書いているということがわかり、もうこれはぜひ読ませてもらおうと。それで、はまった。
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お家賃ですけど 能町みね子

牛込(神楽坂)にある昭和な下宿風造りのアパート、作者は加寿子荘と呼ぶ。推定80歳の大家さんの加寿子さんが営んでいる。

風呂なしの部屋に22歳で男性として入居。性転換をすることにしたため、風呂なしの部屋には住み続けられなくなった(銭湯には入れなくなるから)。
いったん風呂付きアパートに移ったものの、加寿子荘の風呂付きの部屋に空きがあることを知り、戻って来た!


Amazonの『お家賃ですけど』のページ

戸籍上の性を偽ってパートOL、その仕事が終わった後にデザイン系の副業やペンネームを使った仕事をしながら過ごした期間、性適合手術を受けて帰って来て、さらに心臓の手術を受けた後、戻って来るまでの期間の話。

大好きな自分の空間でお気に入りの町で生活する様が描かれている。副業での他の町での生活も。OLの勤務先の話は『オカマだけどOLやってます。』のほうでということらしい。

間取りが描かれ、レトロ感を伝える写真が各章の始まりに挿入されている。表紙の写真も実際の部屋で撮影されたもののよう。


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寒椿ゆれる―猿若町捕物帳 近藤史恵

猪鍋
猪鍋で評判の繁盛店、乃の字屋に男が押し入った。男は乃の字屋の店主が自分の父親を殺したのだという。

清姫
安珍清姫の興業期間の最中に、人気歌舞伎役者で清姫役の水木巴之丞が若い娘に襲われた。

寒椿
大店の金貸しに強盗が入り、北町奉行所の同心、大石新三郎が手引きをしたと疑われているという。南町奉行所の同心、玉島千蔭は北町奉行所の与力、浅野に頼まれ、詮議することになった。


Amazonの『寒椿ゆれる―猿若町捕物帳』のページ

猪鍋で、千蔭に見合い話。千蔭はいわばアイドルで作者はずっと独身にするつもりだろうと思っていたのに、これは思い違いかという幕開け。3話通して、見合い相手のおろくが登場し、特に「寒椿」では大活躍。

その他、千蔭の小者の八十吉を始め、父親の千次郎、義母のお駒、巴之丞、利吉、花魁の梅が枝といったいつものメンバー登場。

長編より物足りないのではないかと思ったが、描写の視点がシンプルだし、なじみの人物メインで話が進むので理解しやすい。

それぞれ面白かったが、「寒椿」が特に良かった。それぞれが他者を思う/想う気持ちにきゅんとなった。
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THEME:ミステリ | GENRE:小説・文学 |

トロピカル性転換ツアー 能町みね子

タイのプーケットで男性から女性への性適合手術(SRS: Sex Reassignment Surgery)を受けた作者の体験エッセイ。手術内容の解説から始まる。


Amazonの『トロピカル性転換ツアー』のページ

オカマだけどOLなどやりながら、3年ぐらいでで手術費用を貯めたらしい。
えらい!だって20代前半のお金を使いたい盛りでパートOL、その他の収入はそんなに多くなかったと推測され、その上ひとり暮らしをしながら3年ぐらいでそんなにお金を貯めたなんて。
でも本作のポイントはそこじゃないね。

テレビや映画でも手術シーンを見れない私には、想像するだけでくらくらする。
でも、手術中は本人の意識はないのだから、そこの描写はないはずだし、何よりこの表紙の脱力具合と書名なら、気が滅入る内容のはずがない。性転換(性適合というらしいけど)手術のざっくりしたところに興味がある。何より、能町みね子さんについて知りたかった。…ということで読んだ。

内容はさらーーっとお気楽に読めたけど、かなり具体的で読んで想像すると「ぎゃーっ」ってなることも書いてある。そこを楽しくお気楽に読ませたのは筆力なんだろう。
それでいて、手術、入院生活、手術後のいろいろ、ダイレーション、性別の取扱い変更申立の承認(?)等、MtFの具体的な情報が含まれている。

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吊された少女

バルト海に浮かぶ島、ボーンホルムの警官、ハーバーザートから未解決事件を専門に捜査する特捜部Qのカールのもとに電話がかかってきた。カールがすげなくあしらうと電話は切れ、「特捜部Qが最後の希望だった」というメールを送信してきた。翌日ハーバーザートは自身の退官式の最中に拳銃で自殺を遂げた。
特捜部Qは、ハーバーザートが死ぬ前まで何年も執拗に追っていた事件を引き継いで捜査せざるを得なくなった。
その事件はひき逃げ事故として処理されていたが、ハーバーザートはひとり殺人事件と考えて捜査していた。
この上なく美しく魅力的な娘が車に跳ねられ、その勢いで近くの木に跳ね上げられ逆さ吊りになって亡くなったと考えられたが、殺された後、吊された可能性も否定できなかった。



ちょっと人が死に過ぎじゃないか。読み終わってそう思った。「吊された少女」(年齢からして「少女」とは言えないだろうと思うけど)、ハーバーザート、ハーバーザートの息子、それから、それから…物語が進行しているうちだけで6人。「吊された少女」を含め過去に殺されたとされる者が3人。たしか。

それに特捜部Qの犠牲も大きい。アサドのけが、ローラの持病の悪化。
それを考えるとハーバーザートは非常に迷惑な人物。最後のほうに見つかるハーバーザートの手紙を読んで、ひどいよ!許せない!と思った。犯人より誰よりね。

犯人は意外な人物。


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THEME:海外小説・翻訳本 | GENRE:小説・文学 | TAGS:

大人恋愛塾 柴門ふみ

作者が当事者から聞いた数々の大人の恋バナをまとめたエッセイ集。


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小説新潮の連載を何度か読んでいた。無料だったKindleのこの方の漫画を読み、そういえば、最近掲載されていない。となれば、単行本が出ているだろうということで読むことにした。
奇妙な男女関係。そして、そのような理解しがたい行動を取る男女の心理が描かれ、う~ん深い。
自分はもう恋愛なんてめんどくさいことする気にはなれないけど、というか、だからこそ、人の話が面白い。
だめんず・うぉ~か~みたいな人の奇妙な恋バナが好きなんだな、私…と思った。
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オカマだけどOLやってます。完全版 能町みね子

トロピカル性転換ツアーを読んでから読んだ。
でも、まず一番に読みたかったのはこれ。
だって、性別を偽って会社勤めって興味深すぎる。OLっていうからには、堅そうな会社の事務員ってことでしょ?
パートってことで、性別がわかる公的手続きなしで勤めていたらしい。

ばれないように気をつけていることとか、女ではない半生を過ごしていたために女なら当然知っていたり体験していることに新鮮な反応をしたりとか、面白かった。文体も内容もイラストもさらっとしていて好感が持てる。
ドキドキする話もあった。銭湯(男湯)でナンパ?みたいな話とか。
がさつな生活態度の女ということで、自分と共感することもあるしね。そう、女女していないところがいい。

私の能町ブームは続く。


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01/05のツイートまとめ

kiyohara00

冷え性なので今の季節基本手は冷え冷えなのだけど、たま~にぽっかぽかになることがある。今がそう。散歩から帰ってきて、洗濯物を干したところまでは冷え冷えで、昨夜の風呂の残り湯に手を浸して温めた→リプトンのミルクティーをレンジでチンして机に向かい電気掛け敷き毛布ぐるぐる巻き、で現在。
01-05 11:11

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プロフィール
自分的に人生で一番の読書ブーム到来。 忘れっぽいので、読んだ本のログをとることにしました。 題名だけじゃ、内容を覚えられなくて、読んだことすら忘れるほどの忘れんぼ。
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