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ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

ハーリー街にクリニックを構える、経済的に成功し、臨床医としての研究の野心に満ちたジョン・クリストウが楽しみに出掛けた週末のホロー荘で銃で撃たれて殺された。
それは、近所に別荘を購入してそこで過ごしていたポアロが昼食に招かれ、初めてホロー荘に行ったその日だった。ポアロはホロー荘の住人やゲストより、まず死に逝くジョンに会ったのだった。
ジョンが死の直前にはっきりと口にしたのは愛人の名前、「ヘンリエッタ」だった。

ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
(2003/12)
アガサ クリスティー

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殺人事件に恋愛。全編をとおして。
恋愛をテーマにしながらThe Hollowというタイトル。
う~ん、注意してみるとポアロのシリーズ原題はすごく考えられているものが結構ありそう。Dead Man's Folly、Curtain、etc. 意味がいろいろひっかけてあって、訳すのは大変。日本語じゃ無理ぽ。その意味では原文を読めると良いんだけど。

基本、恋愛に関心が低くなっている自分には、1940年代のイギリス(外国)の恋愛なんて入っていけないしと思いながら読んだのだった。
ポアロが出てこなくって、あー、もういつになったら出てくるのって思いながら読んだ。
でもよかった、1/3ぐらいで出てくる。そこでいきなり、瀕死のジョンに会うというか、ジョンの死に立ち会う。プールサイドで流れる血。リヴォルヴァを手にした女。

主な犯人候補の登場人物を挙げてみる。

ガーダ・クリストウ:
ジョンの死に際し、空ろな表情をしてリヴォルヴァを手にしていた。ジョンには、年中叱られ萎縮していた。しかしガーダは、夫のジョンを心から崇拝する従順な妻だった。

ヴェロニカ・クレイ:
成功した映画女優。15年前にジョンと婚約していたが、婚約を破棄された。ホロー荘で再会し、翌日ジョンに結婚を迫るが、断られる。自己中心的な性格ゆえ、そこで、ジョンに対し深い憎悪を抱く。

ヘンリエッタ・サヴァナク:
ジョンと恋愛関係にあった。彫刻家。

エドワード・アンカテル:
ヘンリエッタに固執している(3度結婚を申し込んで断られた)。そしてヘンリエッタとジョンの関係を知っていた。かつては外交官だったが、エインズウィックの屋敷と爵位を相続し現在は有閑階級の暮らしをしている。

ミッジ・ハードカースル:
エドワードがずっと好きだった。

デイヴィッド・アンカテル:
人嫌い。他人を軽蔑している。母親が精神の病で妄想があった。デイヴィッドに遺伝している可能性もある。

ルーシー・アンカテル:
ホロー荘の女主人。エインズウィックの将来を憂いている(エドワードが結婚して子供をもうけないと血統が途絶えるが、ジョンに夢中のヘンリエッタに一途であること)。そのことから、ジョンが死んでくれてよかったと発言。

ヘンリー・アンカテル:
ホロー荘の当主。妻のルーシーを愛しており、内心は同意見?

ガジョン:
ホロー荘の執事。主人に従順。事件のあった後、銃を持っていたのをメイドに目撃されている。

ルーシー・アンカテルが気になった。平野レミ氏みたいな。つまりADHDっけたっぷりなんだけど、明るく無邪気に展開が飛躍しすぎる話を自由にしている。そそっかしいところはルーシーを慕う執事ガジョン以下、ホロー荘に仕えるものたちや、ルーシーを愛する夫のヘンリーや周りの人たちがカバーしてくれて、本人は自由闊達に動き回る。これは、嫉妬したな。オリヴァ夫人に通じるところもあり、オリヴァ夫人がクリスティ自身をモデルにしているということから考えると、クリスティにもADHDのけがあったのだろうか。

犯人の服毒死は話をきれいにまとめるためとはいえ、安易じゃないかという気がしたし、ヘンリエッタの性格の肉付けもあんまりピンと来なかった。だけど、ヘンリエッタの最後は悪くなかった。

これもヘイスティングズとか特定の誰かの手記という形ではない。それで読みやすくて、ヘイスティングズ ファンの私が、ヘイスティングズ出てこない方が読みやすいんじゃないかという悲しい結論に達してしまった。
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THEME:ミステリ | GENRE:小説・文学 |

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