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ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上)(下)  スティーグ・ラーソン

頭に銃弾を受けたリスベット・サランデルだったが、サールグレンスカ大学病院の緊急治療医のヨナソンにより銃弾は取り除かれ、命を取り留めた。
しかし同じ入院病棟のフロアには、その銃弾を放ちリスベットを土中に埋め、リスベットからの攻撃を受けた、実の父、ザラェンコが入院している。
またザラチェンコのソ連からの亡命を秘密裏に受け入れ、以降ザラチェンコが問題を起こすたびにもみ消しを図り、機密保持を図ってきた公安の一派が、秘密の封じ込めに動きだす。


ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(2011/12/05)
スティーグ・ラーソン

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ミレニアム3  眠れる女と狂卓の騎士(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(2011/12/05)
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2の続きって感じが濃い。つまり、2でゴッセベリヤで頭に銃弾を受け、土の中に埋められたリスベットが、そこから自らの力で這い出て、父親を斧で襲った後、力尽きたという待ったなしの話のうねりの延長線上に展開する。

サランデルは助かるのという心配。同時にミレニアム編集長のエリカがミレニアムを去る。公安の元ザラチェンコ・クラブのトップ、グルベリが暗躍を始めたかと思ったら、自身に重要な使命を負わせ、意外な幕引き。ザラチェンコ・クラブ→班がミカエルを狙い、ミカエルは裏をかくが、班はミカエルに対し新たな手を打ってくる。班に操られた検事エクストレムはリスベットを起訴…と怒濤の展開。そして、「眠れる女」リスベットが「狂卓の騎士」ミカエルに促され、病室に閉じ込められたまま、活躍。

毎夜、ベッドの上で、眠りが訪れるまでのわずかな時間を使って読んでいたけど、それがわずかな時間にとどまらなかったことも終盤に近づくにつれ多くなった。
もう読み終わる前から、ミレニアムロスで、読み終えてしまうのが名残惜しくて。でも最後はどうなるのという気持ちは抑えられないという心情だった。

ドラガン・アルマンスキー、ヤン・ブブランスキーと純然たるスウェーデン人ではない登場人物がキーパーソンとして登場するが、スウェーデンには多いのだろうかと思っていた。しかしクルド人が登場するに至っては何か意図があるのだと感じた。クルド人は、ヨーロッパにだってそんなにたくさんいる人種ではないだろう。
解説に、これにはラーソンの思想的意図があると。少数民族、女性。そして、同性愛者、リスベットを始めとするプレイグやハッカー共和国の社会不適応傾向の強い者たち、ミカエルやガールフレンドたちのようなキリスト教モノガミズムに適応できない人々まで肯定しているのかもしれない。
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THEME:海外小説・翻訳本 | GENRE:小説・文学 |

COMMENT

No title

ホント怒涛の展開ですよね。
やっぱり続きが読みたかった。残念です。

全編を通して、女性やマイノリティ、社会的弱者を肯定する思想を確かに感じますよね。
ワタクシ的には、スウェーデンでさえ、
「お茶くみは女性がやってくれるもの」
と期待する男性がいるんだということに、ちょっと感心?しました。

こういうことって簡単に変わるものじゃないんですね。

Re: No title

v-112まいまいさん

続きは、未完成ながら、存在しているんですから、いつかきっと日の目を見ることになるはずと信じています。

確かにお茶くみを期待されているシーンには、私も「おおっ」と思いました。
ソーニャでしたっけ、モニカでしたっけ?両方でしたっけ。少なくともモニカは、しかとしましたよね。
「女性がお茶くみ」思想は、どんどん前世紀の遺物になりつつあると思いますよ。
日本ですら、去年私が訪問した会社でお茶類が出たところは現場担当者か人事担当の男性に出してもらったと記憶します。あ、1社女性が持ってきたところがありました。受付嬢が何人もいる外資系企業でした。

逆に異文化を感じたのは、エリカが自己都合で最終出勤日に一方的に告知して辞めていくというやり方、そして、それでも数週間の有給はしっかり取るっていうところでした。法律で決まっているんでしょうかね?

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