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演じられた白い夜 近藤史恵

舞台女優の神内麻子は、演出家である夫、匠の招きで新たな舞台に出演することになった。匠と匠が選んだ初対面の出演者とともに雪深い山の中で合宿をする。演目は本格的推理劇で、出演者には演じる役の気持ちになりきってもらうため、台本は練習する日の1日分が前日に渡されるというやり方。ただし、犯人役のみには、事前に説明されているという。
その劇は、猫好き掲示板のオフ会で者たちが孤島に行ったが翌日になっても連絡船が迎えに来ず、島に取り残されてしまうという内容だった。
役の上で、殺された役者が、翌日死んでいるのを麻子が発見した。役者としても、恋愛面でも悩んでいたことから、自殺と考えられた。それを連絡しようと電話を掛けようとしたところ、電話がつながらなくなっていた。また雪崩で麓への道も通行不能になっていた。


演じられた白い夜

こういう入れ子構造、作中作って苦手な方なんだけど、これは面白く読めた。両方、どきどきした。そしてミステリー劇の真相にも驚いた。ほんと本格推理劇になっているんじゃないだろうか。

作者があとがきで「今読めば稚拙なところはたくさんあるけれど」と書いているのを読み、そういえばそうだと思ったものの、読むまでは、そうも思わず読んだ。
69年生まれの近藤氏が98年に書いたということは、28か29の時の作品になる。稚拙さ以上に若さの勢いが勝っているように思う。その勢いに押されるように一気に読んだ。

そのあとがきで近藤氏が演劇をやっていたと知った。最終公演後に涙が止まらないほどの喪失感を感じたそうだが、私にとっては、演劇をやめてくれて良かったと思った。演劇を続けられていたら、小説が生み出されることはなく、私の楽しみの読書の時間が何時間も喪失されていたのだから。
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THEME:ミステリ | GENRE:小説・文学 | TAGS:

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自分的に人生で一番の読書ブーム到来。 忘れっぽいので、読んだ本のログをとることにしました。 題名だけじゃ、内容を覚えられなくて、読んだことすら忘れるほどの忘れんぼ。
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