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第三の女 アガサ・クリスティー

ある朝、ポアロの元を尋ねてきた若い娘は召使いのジョージには、自分が犯したらしい殺人について相談したいと訪問理由を伝えたが、実際にポアロに会うと、ポアロが年寄りだから頼りにならないと出て行ってしまう。
その娘は、ノーマ・レスタリック。資産家の一人娘でロンドンのマンションに若い女性2人とのルームシェアで暮らしていることがわかった。
ポアロはノーマが犯したという殺人を探し、さらには行方不明のノーマも探す。


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ポアロの長編で話を覚えていないのはこれが最後!とにかく私の娯楽の1つの最後の楽しみという覚悟で読み始めたが、OMG!名探偵ポアロで観た記憶ありの作品。いやいやでも、例によって詳細は思い出せない、大丈夫、大丈夫と読み進める。

名探偵ポアロでは全編が古き懐かしき時代で設定されているが、本作では1966年の発表のその時代のまま。ノーマはミニスカートだし(そりゃ、その時代のマリー・クアントお膝元の土地柄だもんね)、人々は半端に現代(近代?)だ。ビートルズの時代のポアロなんてなー。
そんな考えは途中で一変。ノーマのボーイフレンドのデイヴィッド・ベイカー。作中ではオリヴァ夫人に「孔雀」なんてあだ名をつけられて、えせ芸術家、きどったちんぴら扱い。でも、よーく読んでみて。栗色のふさふさした巻き毛が肩におおいかぶさっている、美形、中性的ルックス、ビロードのジャケットやベストを着ている、ヴァン・ダイクの肖像画と似たり寄ったり、摂政時代風…ってさ、つまりグラムロックのロッカーたちみたいな格好、その先駆けってことじゃない。クイーンがデビュー当時のフレディー・マーキュリーとか、長い巻き毛はザ・フーのロジャー・ダルトリーみたいな感じ?と、思った途端、頭の中に「マイ・ジェネレーション」やらTレックスやらが流れ始める。こりゃ、たまらん。

ポアロの元を尋ねてきた若い娘が誰なのかを特定するところから、ノーマとわかって、ノーマを見つけ出すまで、オリヴァ夫人が大活躍。以前は、女の勘を振りかざすオリヴァ夫人うぜえって思っていたけど、この作品では行動の人。好感が持てる。

ノーマの義理の母親が鬘をかぶっていて、オリヴァ夫人はヘアピースを付けていて、そういえば、そんなのが流行っていた時代だったかもしれない。子供の頃の私が鬘を付けることにあこがれていたことを思うと。

トリックは、どれもなかなか感心した。
また、第三の女(Third Girl)って題も、考えてるーって最後に思った。ルームシェアの三番目の入居者だからThird Girlでそれを日本語にして「第三の女」だなんてまるで興味を引かない題名だなんて思ったけど、第三者(Third Person)とかかっていた。
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THEME:ミステリ | GENRE:小説・文学 |

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