カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最近の記事+コメント
カテゴリー

openclose

プラハの憂鬱 佐藤優

佐藤氏が、外務省の研修生時代、86年~87年に、ロンドン郊外の英国陸軍語学学校でロシア語研修受講時に、亡命チェコ人で古本屋を営むマストニーク氏出会った。


Amazon 『プラハの憂鬱』のページへ

佐藤氏のイギリスでのイギリス語学研修時代の話。時間軸で見ると、説明の導入部分を除き、「紳士協定」の中に収まる。「紳士協定」の中心となっている英語研修期間の直後になる。「紳士協定」の中心となっているロンドン郊外でのホームステイ&英語研修の後、佐藤氏が同志社大学大学院の神学部時代から続けている神学者フロマートカ(ロマドカ)の研究で、チェコの神学書を買い集めていた際に、ロンドンのマストニーク氏に出会う。

佐藤氏はマストニーク氏のチェコの話(講義と呼んでいる)、会話に惹かれ、マストニーク氏も佐藤氏の向学心に応えようと、それまで避けていた神学について学びつつ、佐藤氏に知識を授けていく。
人見知りだという自己評価の佐藤氏が、マストニーク氏など周囲の人間にとって忘れがたい関係を築いていく。陸軍語学学校でクラスメートになった英国海軍のトーリャ、ロシア語の先生などから、さまざまな話を引き出してくる。この内容が難しいが面白い。

佐藤氏は沖縄出身の母を持ち心の底に複合アイデンティティの問題があった自分が地政学的環境にあるチェコ人とチェコの神学と思想に無意識のうちに引き寄せられたと分析する。
そして外務省でチェコの専門家を希望しながらもロシア・スクールの配属となりロンドンに行き、複雑なアイデンティティを持つマストニーク氏やトーリャのガールフレンドでナバホ族(ネイティブアメリカン)等と交流したことは、神の引き合わせと感じている。

同時に私も本書に巡り会ったことについて神の引き合わせを感じる。
まず、マストニーク氏が営んでいた古書店Interpressは、私がロンドン滞在時のステイ先から徒歩で数分の場所だった。シェファーズブッシュ駅から徒歩なので、近そうだとは思ったものの、これほど近いとは。(そこも私のステイ先も、シェファーズブッシュ駅から10分ほどあり、シェファーズブッシュは最寄り駅ではない)
もう一つ、引き合わせと思えたこと。最近、複数のチェコ人と仕事でやりとりしている。チェコが本社の会社だから。しかもその会社はマストニーク氏の出身のモラビアの中心都市にある。
単純に楽しみのために手に取った本に、複数のチェコ人について、チェコ人の気質や考え方が書かれているというのは、偶然の一言にしてはできすぎている。
本書からチェコ、チェコ人について、もっと知りたくなった。
関連記事

COMMENT

EDIT COMMENT

非公開コメント

TRACKBACK

当記事を引用の場合は、ぜひトラックバックをお願いします。それ以外の場合は、ご遠慮願います。


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール
自分的に人生で一番の読書ブーム到来。 忘れっぽいので、読んだ本のログをとることにしました。 題名だけじゃ、内容を覚えられなくて、読んだことすら忘れるほどの忘れんぼ。
カウンター
読みかけ
読み散らかしています。
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

*上(別窓)のメールフォームが表示・動作しない場合はこちら

Twitter
Blogram
義援金募集
FC2「東北地方太平洋沖地震」義援金募集につきまして