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路傍 東山彰良

近藤史恵氏のサクリファイス、今野敏氏の隠蔽捜査等々、そして、東山彰良氏の。何らかの賞を受賞した作品というのは、その作者の中でも飛び抜けた出来。だからこそ、受賞の栄誉と相成ったと考えられる。
とすれば、次の私の東山は路傍。こちらもサクリファイス同様、大藪春彦賞受賞。
ということで読んでみた。

暴力、セックスの繰り返し。さらに本作は、主な主人公が日本人、(千葉県の)船橋が舞台。私にとって行ったことのない福岡県が舞台なら外国同様、中国人が主人公なら他人事なのに対し、日本人が主人公で買物に行ったことがあったり、親戚の家に行くのに通ったりすることがある船橋が舞台とは、他の作品より現実感が強くなる。
さらに動物(昆虫・ほ乳類)が出てきて、それが虐待され、さらに私には受け入れがたい展開に。
ハードボイルド小説。ありきたりの痛みで、東山氏が自分の小説についてそう語っている。そうかー、そうだよねー。よく考えたら、大藪春彦って思いっきりハードボイルド小説だったよね-。若い頃の一時期は大藪もよく読んでいたよ。でも、もうこの歳でハードボイルドはToo Much!

好みの問題をおいておけば、よくできている。同じ主人公や周りのメンツで6つの短編でそれぞれに小さなオチを付けながら流れるように展開する。

親友の喜彦の異常な暴力的態度にやさしい気持ちになれるというのは実は少しわかる。自分のもやもやを他人が解消してくれる感覚。

暴力、セックスの中に笑いと哲学が織り込まれ、まごうかたなく東山という作品だった。


路傍
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自分的に人生で一番の読書ブーム到来。 忘れっぽいので、読んだ本のログをとることにしました。 題名だけじゃ、内容を覚えられなくて、読んだことすら忘れるほどの忘れんぼ。
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