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火車 宮部みゆき

求職中の刑事である本間俊介が、甥に頼まれ、失踪した婚約者・関根彰子を探し出すため調査したところ、関根彰子の過去は偽りだらけだった。


火車

ミステリーとして必要な要素の質がすべて完璧。
真実の意外性、そこにたどり着くまでの道筋、罪を犯したものが犯すようになった背景設定。人物の肉付け、描写の巧みさ。
初宮部みゆきにして、ベストセラー作家の人気の理由に大納得。

本間の自宅が水元公園のそばと親しみを覚える設定。
人情味あふれる本間と登場人物とのやり取りもいい。
最初は、まるで何の規則もなく何カ所かから沸き出でるわき水のようだったのが、筋を追って流れができていくことを感じながら、その流れに身を任せながら、真相という大河の河口にたどり着ける心地よさ。

家の郵便受けにポスティングされていた宇都宮健児氏のビラに「宮部みゆきのベストセラー『火車』のモデル」とあり、読んでみようと思った。作中のサラ金負債者の救済にあたる熱血弁護士がモデルだろう。実行力があり、まっすぐで信念のある人物として描かれている。
あとがきにクレジット・サラ金問題の現状について話をした協力者として謝辞が述べられている。
宇都宮健児

協力者は、宇都宮氏だけではない。高村薫、東野圭吾、井上夢人と一流文人の面々。作者の才能と人徳の力なのだろう。結果、一部の瑕疵もない作品ができあがるというわけだ。


内容とはまったく関係ないが、昔の知り合いのお嬢さんの名前がカシャ(カトリーナとかエカテリーナとかの縮約形で、英語で言うところのキャシーだろう。)で、日本語検定1級所持の共通の知り合いが日本語だと「貨車」だから変な名前だといわれたと言っていたことを思い出した。「火車」だと、もっと悪いなあなんて思ったのだった。

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THEME:ミステリ | GENRE:小説・文学 |

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