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特捜部Q キジ殺し ユッシ・エーズラ・オールスン

未解決事件を専任であたるコペンハーゲン警察本部内の部門である特捜部Qのデスクに解決済み事件(犯人がすでに服役中)のファイルが置かれていた。誰がいつ持ってきたのかがわからない。

特捜部Qの責任者である警部補カールが、その事件の調査を開始すると、どこからか警告・脅迫行為があり、上部からの捜査停止命令が下る。

新たに浮かび上がった容疑者は同じ寄宿学校に通っていたグループで、ほとんどがデンマーク実業界で成功している者たちだった。


Amazonの『特捜部Q キジ殺し』のページ

犯人グループは6人中5人が病的な嗜虐性を持った者たちで、その描写には胸が悪くなる。かんべんして~~~と叫びたいところだが、もうシリーズを読み始めてしまったのだ。簡単にはやめられない悲しい性。

キミーは『ミレニアム』シリーズのリスベットを思い起こさせる人物。俊敏で賢くワイルドでパワフルな女性。既成の道徳観を持ち合わせていない。ただし、リスベットよりは一回り以上、上の世代。

捜査の陣頭指揮と聞き込みとを同時に行い着実に真実に近づいていくカール。

指示どおり以上の調査とカールと同行の聞き込みでは核心に迫る質問で相手の本心を突くアサド。雑用係から正式に捜査員に昇格させてあげればいいのに。

そして新人のローセ。仕事はきっちりこなすようだけど、読んでいて楽しい人物ではない。

カールが元部下で寝たきりのハーディ本人の求めに応じて、(うまくいけば)病院から自宅に引き取るということは、次作以降、ハーディがブレインとして加わるということ。これには期待したい。寝たきりなのに今までもハーディはカールに重要な助言をしてきた。

ハーディが来るということで、カールの義理の息子が自分の母親のところに戻るかもしれない(それを母親が憤慨しているってどういうことかと思うが)というのは歓迎。『檻の中の女』では手に負いがいたい義理の息子を押しつけられているカールを気の毒に思っていたし。でも、それを理由にカールが別居中の妻(毒婦)からさらなる出費を求められるという展開もあるかもなんて、架空の人物について空想の心配をする。

グレートデン、ダニッシュと本作は、ちらっとだけど直接的にデンマークっぽいものが出てきた。
デンマーク人はやっぱダニッシュをよく食べているのかしら、ローセみたいに。こういうローカル性のある描写が出てくると、その国や地域のことがちょっとわかった気になれて楽しい。

次は『Pからのメッセージ』。文庫は上下巻になっているということは、これ(600ページ余り)よりさらにボリュームがあるのね。
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THEME:海外小説・翻訳本 | GENRE:小説・文学 |

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