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パズル・パレス ダン・ブラウン

NSA(米国国家安全保障局)は19億ドルの費用を投じたコンピューター<トランスレータ>を使い、暗号化されパス・キーで保護されたメールの復号化処理を行っていた。
<トランスレータ>はその存在が公にされておらず、運用開始時にNSA単独の裁量に任されることになった。
つまり、NSAはだれのどんなメールも秘密裏に盗み読むことできることになった。

NSAの暗号解読課に勤務していたエンセイ・タンカドは、道義心に満ちた男で、この決定に激怒し、人権を著しく侵害すると主張した。そして、NSAの機密保持規約を破り、この事実の公表をはかった。
タンカドは逮捕され国外追放となったが、あきらめることはなかった。<トランスレータ>が解読不能の暗号プログラム”デジタル・フォートレス” を作成しており、<トランスレータ>を装備している事実を世界に公表するように迫った。メールを閲覧できることをNSAが認めれば、デジタル・フォートレスは廃棄すると。
しかし、その連絡を受けたNSA副長官のストラスモアは、その提案を退けた。

デジタル・フォートレスは完成され、タンカドのウェブサイトで無料公開された。
ただし、そのデジタル・フォートレス自体がそれ自体を使って暗号化されておりパス・キーなしには開くことができない。<トランスレータ>にさえ、その暗号を解読できずにいた。

パス・キーは、タンカド本人と、協力者が持っており、タンカドが死んだ場合、その協力者がパス・キーを公表するようになっていた。
その協力者がだれなのかは不明だった。

そんな折、タンカドはスペインで不慮の死を遂げる。デジタル・フォートレスのパス・キーが公表され、<トランスレータ>でその暗号を解読できないとなれば、<トランスレータ>を使ったメール閲覧による情報収集が大打撃を受けることになる。
そこで、NSAの暗号解読課主任のスーザン・フレッチャーはストラスモアに呼び出された。また、同時に、パス・キーを手に入れるため、スーザンの婚約者、デイヴィッド・ベッカーは、同じくストラスモアから依頼を受け、タンカドの遺留品をセビーリャの死体安置所まで取りに行く役目を負った。パス・キーを手に入れるためとは知らされずに。

 
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ミレニアム 4』を読んで、NSA(米国国家安全保障局)に興味が湧いた。といっても軽~い気持ち。
こんな気持ちを満たすにはダン・ブラウンはぴったりでしょう。

デビュー作だけど暗号学者ラングドンのシリーズが当たった後に、日本語版が出た模様。
1998年の出版とのこと。

ラングドンのシリーズより、残虐なシーンが少ないのはよかった。人は、次から次に殺されるけどね。

上下巻で600ページを超える長編だけど、すらーっと読めた。
引き込まれてつづきを読まずにはいられない内容なのはもちろん。
その他、翻訳がいい?翻訳文を読むのに私が慣れた?
文字が大きく(1行の文字数が少ない、1ページの行数が少ない)て読みやすい。新聞の文字が大きくなったぐらいの時期から最近の文庫本はそうなっているのかな。

読み終わって、誰が悪者だったのかと考えると、最初は真の悪者はいなかったように思った。自分の信念が欲望にちょっと絡みついちゃって道を踏み外しちゃった登場人物がしでかしちゃったかなと。
いやいや、違う。殺し屋を雇って、さらに、それが常態化していたことをほのめかす記述から考えると、もう明らかな悪者だ。
また、一件落着して、その人物が殺人者を雇うのを知っていた人物が何のとがめも受けないというのはいかがなもの。司法判断以外で、人を殺すことを容認するって大問題でしょと思わせられたところは、作りが甘いように思えた。

また、エンセイ・タンカドは日本人ということで、日本人の価値観的な記述があるのだけど、う~ん、そうなのって思う。自分のコミュニティ以外の人間を描くとそういうことになるのが普通なんでしょうね。ということで、そこは流さないとね。
それでもエンセイ・タンカドって、漢字でどうかくのよって何度も考えたけど。
同様に、もう一人の日本人や、ポルトガル人の名前が聞いたことないぞと。

スーザンはすこぶる付きの美人で、スタイルも良く、頭脳明晰であるらしい。小説って、その辺を読み手の自由で視覚化想像できるからいいね。

デイヴィッドの指輪のアメリカン・ユーモアのシーンでは、くすりと笑わされ、そして、ちょっと泣かされた。
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THEME:海外小説・翻訳本 | GENRE:小説・文学 |

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