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閉じられた棺 ソフィー・ハナ

ソフィー・ハナによる、エルキュール・ポアロ第2作。

スコットランドの刑事、キャッチプールは、アイルランドの児童向け推理小説作家、レディ・アセリンダ・プレイフォードの屋敷に招かれた。そこには友人のポアロも招かれていた。
着いたその日のディナーの席で、レディ・プレイフォードは、破天荒な遺産相続内容の更新を告げる。
その晩、新たな相続人となった者が殺された。


Amazonの『閉じられた棺』のページ

読み始めはいただけなかった。
例によって、読みにくい文体。(推定される理由はあえて語らない)
難病で余命が幾ばくもないという人物にひどい物言いの人々。
屋敷の主もなんだかあえてトンチンカンな人物になっているようで、面倒くさい。

それが読んでいると、面白くなってくる。
当初考えられていた死因が実は違っていたり。
検死審問後に、驚くべき事実が浮き上がったり。
それで、被害者に対する意識が自分の中でがらりと変わるのも面白い。

これを読み始めた頃か、読み始めるちょっと前かに、イギリスは謎解きの本格ミステリーがお家芸というような記述を読んだ。ほんと、そうだね。

レディ・プレイフォードがある人物を愛しながらも、殺されるかもしれないという心理。私にはわからないなんて思っていたけど、よく考えたら、そんなことなかった。
昨日の仕事で某グローバルエンタメ施設企業のおもてなしに関するちょっといい話が出て来て知らずに涙ぐんでいた。でも、実は最初に読んだ時は私がそのようなもてなしを受けるのは嫌かも、やられてむしろ悲しい気持ちにならなかっただろうかと思ったんだよね。
人間、歳とともに感情と理性が同時に別々に働くんだね、とレディ・プレイフォードにシンパシー。

そして、奔放なようでいて義理堅いレディと、彼女に忠信を尽くす存在もいいなあと思った。
チャッチプール君の控え目な性格といい、これはイギリスないしはUKの味じゃなかろうか。好きな味だ。

舞台のクロナキルティはここのようだ。
そもそも、ポアロとキャッチプールはロンドンから来ているわけだし、もう一つの舞台であるオックスフォードもイングランドであり、イギリスであり別の国になるのだが、そういう垣根が一切なく描かれている。
東京の人間にとっての松山ぐらいの感じなんですかね。距離だとそんな感じ。

最初っから文庫って助かる~。軟弱すぎるけど、単行本じゃ重くてつらいのよね。

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THEME:ミステリ | GENRE:小説・文学 |

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自分的に人生で一番の読書ブーム到来。 忘れっぽいので、読んだ本のログをとることにしました。 題名だけじゃ、内容を覚えられなくて、読んだことすら忘れるほどの忘れんぼ。
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